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ダーツマニアックス! - DARTS MANIAX

KTM.がダーツマニアの日常とダーツ愛を赤裸々に綴る

ここ10年のフライトの歴史、スタンダード編。

キーボードが打ちやすくなったので、長文を書きやすくなりました(笑)なので、ちょっと「ここ10年のフライトの歴史」などを書いてみようと。

バレルばかりが気になって、意外としっかり選びきれないのがフライトではないでしょうかね?

初心者・初級者の方々は「お!これカッコいい!」というフライトデザインから入ってもらっても構いません。まずは所有感で「ダーツを投げたいな」と思う事が大切ですから、可愛いものでも良いし、カッコいいと思ったものでも構いません。
これから話すのは、選び方ではなく「歴史」。
でもこれが、何らかの判断材料になるかもしれないですし、多くの雑誌や教則本は「飛び」をメインとしたものが多いので、ちょっと視点を変えてお話ししようかなと。

一般的とされているのが「スタンダード」と呼ばれているフライト。
sta_fire_white
では、何がスタンダードなのかという話になるわけです。
昔はこの形しかなかった時代の名残りもあるんでしょうね、バレルを購入してもこの形がついてくるのが普通でしょう。
海外ではスリムフライトの人気もスゴいですからねぇ。セッティング的にはスリムにショートシャフトというスゴく短いセッティングで「ビーン!」と飛ばしている選手の多い事。あ、これは海外ソフトダーツ事情ですけどね。
昔、オリジナルフライト(無地のフライトに名前だけを刻印)を作る時にも、「スタンダード・ティアドロップ・スリム」の3種類しか選べなかったのもあると思います。(海外のオンラインショップ、例えばAZ DARTSとかによっては他の形も選べたんですが、シェイプという大きさはその当時ありませんでした)
でも、今の日本の現状であるならば、細かく言うと「シェイプ」タイプと呼ばれているフライトもユーザー数は相当多いと思います。
prf2451

この「シェイプ」というもの、元々はハローズが出していた「スタンダード」モデルが、所謂一般的なスタンダードのものよりも、若干小さかったんですよね。
ちょうど僕がTripleight時代に、選手用でこの大きさで配布した辺りから、日本ではこぞって出始めたという経緯でしょうね。
その頃はこんなにブランドが乱立していなかったので、出ていないのが当たり前なんですけど(笑)
一回り小さい故に、若干早く飛ぶ性質と、フライト下部の開きがスタンダードに比べてシェイプアップされているので、初速時の空気抵抗をほんの若干軽減出来る為に、飛びが悪い選手とかに勧めていました。

そして、このシェイプに拍車を掛けたのが「Flight L」の登場だと思います。
flight-l_img_main
最初は「こんな奇をてらったフライトが売れるのかね?」と大方の予想を裏切り、爆発的にヒット。いち早く「シェイプ」というカテゴリを基本シェイプの中に組み入れたのも大きいと思います。
このFlight L、トップ選手からではなくて一般層から絶大な支持を最初に得たのが特徴的で、その頃のトップ選手達は既にメーカーから自分のオリジナルフライトを売れるほど支給されていたわけで、敢えて変える必要がなかったという(笑)非常に簡単な理由もあり、その当時流行っていたのが「固めのフライト」だというのもあるでしょうねぇ。

しかし、何名かの選手が使ってみると「うん?これ楽だよ!」という評判が流れたわけです。というのは、その頃のダーツの収納の仕方が今の様に「セッティングを全部付けっぱなしでしまう」という方向に流れていて、その際にどうしても次使用する時に、フライトが「グニャ」と変形していたりすることが多かったんです。
なので、このFlight Lの発想はドンピシャで、バタバタと変更していったと。この頃にFlight Lもトップ選手への用具提供を開始してきたのも大きな要因でしょうね。
更に、極限まで薄くしたフライト部分が、今まで使用していたフライトとあまり違和感がなかったというのも、開発力・技術力の勝利だったと思いますねぇ。リング部分をフライトに最初から空けておくというのも、時代をしっかり読んでいましたよねぇ。

そして、現在の日本マーケット、いやアジアマーケットでの「一体成形型」を完全な形で確立したのが「FIT」の登場によるものだと思います。
flight_super02

マーケットで人気が沸騰していた「シェイプ」のさらに進化系である「スーパーシェイプ」という形を投入、そして専用シャフトでないと使用出来ないという大胆な作戦と、その当時のトップ選手の多くと契約して、世に知らしめた戦略によって、「一体成形型が流行っている」という状態を完全なものにしていったわけですね。
出始めた当初は、Flight Lとは大きく違い、フライト部分は厚く固い。
(現在はAirという、薄型のモデルも出ています)
これは賛否両論を巻き起こしましたが、専用シャフトとのマッチングが最初から良かった。今までだと、フライトが外れると付け直すのに、どうしても細かい作業になってしまうものを「ただ押し込むだけ」というとてもシンプルな動作で着脱を可能にした事で、視力の悪いプレーヤーや面倒くさがりな選手・フライトが外れる事でリズムを崩したくないというプレーヤー達に支持を得る事に。

一番ユーザーが多いと思われる「スタンダードフライト」。
この10年、日本マーケットではこれだけ変貌を遂げているわけですねぇ。

っと、以上が大きく簡単に書いたここ10年のフライトの歴史ですが、この他にも「東京はティアドロップ・横浜はスタンダード」時代とかカイト・ファンティル・スリム・トライフィンの変動とかもあるフライト。

まだまだ話しきれない部分って沢山あるんですけど、なんかこういう、技術論ではない話も書いていきたいですねぇ。
KTM.ktm999 トラックバック(0) 2011年01月18日00:00

KTM. 紹介

2003年03月
burn.ハウストーナメントをSoul(s)渋谷で企画・運営。
[SSL]渋谷ソフトティップダーツリーグを起案・運営。
2004年02月
ダーツブランド「Trinity」をプロデュース。
2004年05月
burn.Invitationalをプロデュース。
2004年09月
ASTRA DARTSプロデュース。
2004年11月
burn.Invitational「DoubleImpact」プロデュース。
2005年04月
burn.JapanTour2005をプロデュース。
2005年05月
TripleightUniversalBarrelsを立ち上げ。
2005年08月
Allstar Weekendを設立・起案・プロデュース。
2005年10月
BullshooterEurope日本代表監督。
2006年01月
5社合同トーナメント「ONE」プロデュース。
2006年03月
業界を一休みして(笑)、[KDP.]KTM.DARTS PROJECTを開始。
2006年05月
Grooveightをプランニング・バレルデザイン。
2006年12月
burn.LadiesClassic(bLC.)プロデュース。
2007年01月
[SRC]Sunday Royal Classic原案プランニング。
2007年02月
USAGIのプレーヤー育成・バレルデザイン。
2007年04月
D-CROWN、原案プランニング。
2007年08月
burn.JapanTour2007プロデュース。
Bullshooter International原案プランニング。
2008年05月
WWPセレクションをプランニング。
2008年11月
MAX Invitationalをプランニング。
2009年05月
Steelersの原案プランニング。
2009年08月
dmc|888 UNITE09共同デザイン。
Flight-L 「ROCKET FLIGHT」デザイン。
2009年10月
USAGI×EDGE SPORTSコラボレーションバレルデザイン。
2012年3月
DMC×SAKURA MORIKIN ACUTEデザイン。
2012年5月
プライベートブランド「FlaVor Store Design」設立。
2012年8月
dmc888 UNITE12 共同デザイン。

スポンサード:
-RON Inc. -dmc|888 -LIPPOINT -FLIGHT L -LARO SHAFT -tac Factory -ACID DC. -木人軒 -松本忍者 -Right Fast Limited. -EDGE SPORTS -Triple A Inc. -FlaVor Store Design -HEAD ROCK. -DOS GRAMOS
Home:
CASINO DRIVE YOKOHAMA(ここ2年行ってない(T T))

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